新しいツールを検討するとき、機能一覧よりも「実際に使っている人がどう感じているか」を知りたくなるものです。
この記事では、PinStockを実際に使っている営業担当者の声を紹介します。あわせて、向いていないケースと現時点でできないことも書きました。良いことだけを並べても、導入してから「思っていたのと違う」となるほうがお互いに不幸だからです。
掲載にあたっては本人の許可を得たうえで、企業名・個人名が特定されない形にしています。
この記事の結論
- 効果が大きいのは「訪問先をチームで共有し、誰がいつ行ったかを確認したい」ケース(件数は10件程度の定期巡回から1,000件超まで)
- 一番評価されているのは機能の多さではなく、メモの共有(「全員に共有」と「自分だけ」のワンタップ切り替え)
- 見積・請求・商談管理などのSFA機能はないため、それらが必要なら別のツールが適している
事例:施設向けルート営業・営業歴10年
導入前——会社全体で1,000件超を、Excelと記憶で
会社全体の訪問先は1,000件を超えていました。管理はExcelの住所録と、担当者それぞれの記憶。
「どこに何があるかは、だいたい頭に入っているんです。でも、それは自分だけなんですよね」
訪問のたびに日報を書き、その日報は提出したら基本的に読み返されない。他の担当者が今どのエリアを回っているかも分からない。情報はあるのに、個人の中に閉じている状態でした。
導入後——チェックインが日報の代わりに
会社の訪問先1,000件超を、CSVで一括登録して地図のピンに置き換えました。訪問したらワンタップでチェックイン。
「これが日報の代わりになる、と思いました」
訪問メモはチームに共有されるため、急な代打が発生しても、前任者の記録を見てから訪問できるようになりました。
また、個人のGoogleマイマップで管理していたデータも簡単に移行できたため、それまで地図を持っていなかった他の営業担当者も、同じ地図を使って回れるようになりました。個人の道具だったものが、チームの道具に変わった形です。
一番の違いとして挙げられたこと
「個人の地図アプリだと、メモは自分にしか見えませんでした。チームで見えるのが一番の違いです」
導入前もGoogleマイマップなどの地図アプリは使えていました。それでも足りなかったのは、共有の部分だったということです。
評価されている点(利用者の声から)
1. メモがチームに共有される
代打で訪問する担当者が、前回の内容を見てから行ける。この点が最も高く評価されました。個人向けの地図アプリとの決定的な違いです。
2. メモを「全員に共有」と「自分だけ」で使い分けられる
訪問メモは投稿時に、「全員に共有」と「自分だけ」のどちらかをワンタップで選べます。 チームに残す引き継ぎ情報と、自分用の覚え書きを、同じ画面で自然に使い分けられる点が好評でした。

3. 顧客情報がスマホの中で完結する
紙の台帳やExcelを持ち歩く必要がなく、外出先で顧客情報の確認と記録が完結します。
4. 履歴が残る
「前回いつ行ったか」「何を話したか」を記憶に頼らずに見返せます。日報のように書いて終わりではなく、次の訪問時に読み返される記録になる点が違いです。
正直に書いておくべきこと
向いていないケース
- 電話・オンライン中心の営業:訪問がないため、地図で管理する意味が小さくなります
- 1人で完結し、記録を見返す必要がない営業:最大の価値である「チーム共有」と「履歴」が効きません
なお、訪問先の件数は多くなくても構いません。施設の定期巡回や点検では、「行ったかどうか」の確認が必要です。 そのような業務なら、10件程度からでも効果があります。
現時点でできないこと
PinStockには、以下の機能はありません。
| ない機能 | 必要な場合 |
|---|---|
| 見積書・請求書の作成 | 会計ソフト・見積ツールとの併用 |
| メール配信・MA | MAツールとの併用 |
| 商談の進捗・受注管理 | SFA/CRMとの併用 |
| 名刺のスキャン取り込み | 名刺管理ツールとの併用 |
訪問先の管理と訪問記録に絞った設計のため、機能の網羅性で選ぶ場合は他のツールが適しています。必要な機能は今後、管理画面から追加できるプラグインとして順次提供していく予定です。
使い始めの注意点
顧客データを取り込んだ直後は、最終訪問日が未設定のため「要フォロー」の表示が多く出ます。チェックインを重ねるうちに解消されますが、最初は驚くかもしれません。
第三者メディアでの紹介
サービス自体は、以下のメディアで紹介されています(いずれも編集部による記事)。
- ITmedia キーマンズネット:「退職時の『あの人しか知らない顧客データ』を守るSaaSが登場」(2026年8月21日)
- SalesZine(翔泳社):「Mono-Records、地図にピンを刺す顧客管理SaaS『PinStock』をリリース」(2026年8月19日)
このほか、時事ドットコム・毎日新聞・東洋経済オンライン・NewsPicksなどでリリース情報が掲載されています。
試すときの条件
判断に必要な情報を、先に書いておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 月額¥15,000(税抜)/¥16,500(税込) |
| 含まれるアカウント数 | 5アカウント |
| 追加アカウント | 1名あたり¥800(税抜)/¥880(税込)/月 |
| 初期費用 | ¥0 |
| 契約期間 | 月単位(最低契約期間なし) |
| 無料トライアル | 14日間 |
トライアル開始時にクレジットカードの登録が必要ですが、期間中の料金は¥0です。終了の7日前にメールで通知するため、気づかないうちに課金される心配はありません。
よくある質問
PinStockの評判・口コミはどこで見られますか?
本記事で実際の利用者の声を紹介しています。掲載にあたっては本人の許可を得た上で、企業名・個人名が特定されない形にしています。第三者メディアでは、ITmediaキーマンズネット・SalesZineなどでサービス紹介記事が公開されています。
どんなチームに向いていますか?
3〜30名程度で外回りや巡回をしているチームに向いています。訪問先が多い場合はもちろん、施設の定期巡回・点検のように「行ったかどうか」を確認したい業務なら10件程度からでも効果があります。電話・オンライン中心の営業には向きません。
導入にどれくらい時間がかかりますか?
アカウント作成から利用開始まで約5分です。既存の顧客リストはCSVで一括登録でき、Googleマイマップからのデータも取り込めます。研修や設定作業は不要です。
現時点でできないことはありますか?
見積書や請求書の作成、メール配信、商談の進捗管理といったSFA/CRMの機能はありません。訪問先の管理と訪問記録に絞った設計です。必要な機能は今後プラグインとして順次追加していく予定です。
試してみて合わなかった場合、費用はかかりますか?
かかりません。14日間の無料期間中に解約すれば¥0です。期間終了の7日前にメールで通知します。契約後も月単位で、最低契約期間はありません。
まとめ
実際の利用者が挙げた価値は、機能の多さではなく 「メモがチームで見えること」 でした。
裏を返せば、訪問がない営業や、1人で完結して記録を見返す必要がない場合には、導入の効果は限定的です。「誰がいつどこへ行ったかを、チームで確認したい」——その必要が生まれた段階で、件数の多少にかかわらず検討する価値があります。
判断は14日間の無料期間中に、実際の訪問先を登録して確かめてみてください。