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LPガス営業の顧客管理を地図で|アプリの選び方

約11分PinStock編集部
LPガス営業の顧客管理を地図で|アプリの選び方

LPガス(プロパンガス)販売店の営業は、相手が1種類ではありません。いまガスを届けている供給先、他社から切り替えてもらいたい見込み先、集合住宅のオーナーや管理会社。この3つが、同じ町内に入り混じっています。

ところが記録の置き場所は別々です。供給先は基幹システムの顧客台帳、見込み先は営業の手帳、オーナーとのやり取りは担当者の頭の中。同じ通りの話なのに、1枚の画面では見られません。

  1. LPガス営業の顧客管理が難しいのは、守る先(供給先)と攻める先(見込み先)が同じエリアに混在しているのに、同じ地図で見られないという構造の問題です
  2. 検針・配送・保安点検を管理する基幹システムは、そのまま使い続けて構いません。足りないのは「営業として誰が・いつ訪ねて・何を話したか」の記録で、ここだけを別の道具で補うのが現実的です
  3. アプリを選ぶなら、初期費用・契約期間・商談の要否・スマホ完結・既存リストの取込・訪問履歴とフォロー時期の6点で見ると失敗しにくいです

以下、LPガス営業特有の難しさ、仕組みを変えるサイン、アプリを選ぶ6つの基準、地図型の顧客管理アプリ「PinStock」での運用手順の順にまとめます。


LPガス販売店の営業管理が難しい4つの理由

理由1:守る先と攻める先が、同じエリアに混ざっている

LPガスの営業には2つの仕事があります。1つは、いまの供給先との関係を保つこと。もう1つは、切替営業や新築・入居のタイミングを捉えた新規開拓です。

この2つは、地理的に切り離せません。自社の供給先の隣の戸建てが他社の供給先で、その向かいのアパートは自社、という並びが普通です。自社が切替の提案に回るのと同じように、自社の供給先にも他社の営業が訪ねてきます。

それなのに、供給先の一覧と見込み先のリストが別々の場所にあると、「この通りは自社が何軒で、手つかずが何軒か」が誰にも見えません。

理由2:接点は多いのに、営業の記録として残らない

LPガスは、お客様の家に足を運ぶ機会が多い商売です。検針、ボンベの配送、保安点検。定期的に誰かが訪問しています。

ただ、その場にいるのは検針員や配送員、保安の担当で、営業担当とは別の人であることが多いです。業務の結果は基幹システムに残りますが、「給湯器の調子が悪いと言っていた」「オール電化の見積を取ったらしい」といった、ガス機器の提案や切替の予兆につながるひとことは、残る場所がありません。

加えて、検針の自動化が広がるほど、対面で話す機会そのものが減っていきます。だからこそ、1回の訪問で聞いた話を残せるかどうかが効いてきます。

理由3:集合住宅は「使う人」と「決める人」が違う

集合住宅は、オーナーに会いに行く営業になる
集合住宅は、オーナーに会いに行く営業になる

戸建ては、ガスを使う人と契約を決める人が同じです。集合住宅は違います。使うのは入居者ですが、どの販売店と契約するかを決めるのは、多くの場合オーナーや管理会社です。

そのため、訪問先が物件の所在地ではなく、オーナーの自宅や管理会社の事務所になります。供給先の台帳は物件単位で並んでいるので、「このオーナーに最後に会ったのはいつか」は台帳からは読み取れません。

1棟の切り替えは、戸建て何軒分もの増減になります。影響が大きい相手ほど、記録が担当者個人に閉じている状態です。

理由4:エリアの事情が、担当者の頭の中に溜まっている

「この家は平日の昼は不在」「このオーナーは電話より訪問を好む」「ここは2年前に他社へ切り替わったが、機器の相談はまだうちに来る」。エリアを長く回った担当者ほど、こうした情報を大量に持っています。

問題は、退職や担当替えの引き継ぎで、それが渡らないことです。後任に渡るのは供給先の一覧と住所だけになりがちです。経緯を知らずに訪問すれば、お客様からは「話が通じていない販売店」に見えます。


基幹システムはそのまま、営業の記録だけを地図に載せる

手帳と台帳の営業記録を、同じ地図へ
手帳と台帳の営業記録を、同じ地図へ

ここで、役割の線を引いておきます。LPガス販売店には、検針・料金・配送・保安を管理する基幹システムがすでにあります。法令に沿った保安業務の記録も、そちらの領域です。地図型の顧客管理アプリは、これらを置き換えるものではありません。

領域 受け持つ道具 記録するもの
検針・料金・配送・保安点検 LPガス向けの基幹システム・保安システム 使用量、請求、配送の予定と実績、点検の結果
営業・訪問の記録 地図型の顧客管理アプリ 誰が・いつ訪ねて・何を話したか、次にいつ行くか

そのうえで、営業の記録を地図に載せると、次の3つが変わります。

供給先と見込み先を、同じ地図の上で見られる

供給先と切替営業の見込み先を、ステータスだけ分けて同じ地図に載せます。自社の供給先が固まっている通りは守りを厚くする場所、空白の通りは新規開拓の候補です。エリアの濃淡が見えれば、「今月はどこを回るか」を感覚ではなく分布で決められます。

「ついでの1件」が足せる

オーナーとの商談が早く終わって30分空いた。そのとき、スマホの地図に近くの供給先と見込み先が出ていれば、すでに移動している時間の中に訪問を1件足せます。

訪問履歴が、担当者ではなくチームに残る

誰がいつ訪ねて、何を話したか。それがピンに積み上がっていれば、担当替えのときに経緯ごと引き継げます。配送や検針の担当が聞いてきた話を、営業がメモとして残しておく使い方もできます。

参考までに、施設向けのルート営業を10年続けている営業担当者の例です(LPガス業ではありません/匿名・本人承認済み)。1,000件超の訪問先をExcelの住所録と記憶で管理していた状態から、地図のピンとチェックインでの記録に切り替えました。本人の言葉です。

「個人の地図アプリだと、メモは自分にしか見えませんでした。チームで見えるのが一番の違いです」

外回り営業に地図型顧客管理アプリを使う方法|選び方と活用手順【完全ガイド】


「そろそろ仕組みを変えるサイン」チェックリスト

次の7項目のうち3つ以上当てはまるなら、営業の記録の置き場所を見直す時期です。

  • 他社へ切り替わった供給先について、営業が最後に訪問した日を遡れない
  • 切替営業の見込み先リストが、担当者の手帳か個人のExcelにしかない
  • 集合住宅のオーナーや管理会社に、誰がいつ会ったかを会社として把握していない
  • 検針や配送のときに聞いた話が、営業に伝わる決まった経路がない
  • 担当替えのとき、後任に渡したのが供給先の一覧と住所だけだった
  • 新規開拓で回る通りを、供給先の分布ではなく感覚で決めている
  • 訪問メモを手帳・Excel・日報の2箇所以上に書いている

当てはまる項目が多いほど、営業の努力ではなく記録の置き場所が原因になっている可能性が高いです。

飛び込み営業の記録アプリ|訪問履歴をその場で残す運用とおすすめの機能


LPガス販売店がアプリを選ぶときの6つの基準

ここでは特定のサービス名は挙げず、中小規模の販売店が失敗しにくい「選び方の基準」を6つにまとめます。

基準1:初期費用があるか、ないか

基幹システムとは別に足す道具です。初期費用がなければ、まず現場に使わせてから判断できます。

基準2:最低契約期間は月単位か、年縛りか

月額表示でも、契約は年単位や「最低6ヶ月〜」という場合があります。合わなかったときに止められるか、料金表の注記まで確認してください。

基準3:商談なしで始められるか

「資料請求→デモ→見積→契約」の流れだと、使い始めるまでに2〜4週間かかることがあります。Webで申し込んで当日から触れるなら、営業2〜3人で先に試せます。

基準4:スマホで現場完結できるか

訪問先で「着いた」「話した内容」「次回いつ」をその場で残せるか。事務所のPCでしか入力できない道具は、「あとでまとめて入力」に戻り、記録が続きません。

基準5:既存の供給先リストをそのまま取り込めるか

供給先を手で入力し直すのは現実的ではありません。CSVで一括取り込みができるか、住所から地図上の位置を自動で割り出してくれるかを確認します。いまの基幹システムから一覧をCSVで書き出せるかも、先に確かめておくと安心です(可否はお使いのシステムによって異なります)。

基準6:訪問履歴とフォロー時期の管理ができるか

「誰が・いつ・何を話したか」が訪問先ごとに積み上がり、しばらく訪問していない先を知らせてくれる仕組みがあるか。この2つがないと、供給先への顔出しは担当任せのままになります。


PinStockでの具体的なやり方

ここからは、上の6基準を踏まえて、私たちが提供している地図型の顧客管理アプリ「PinStock」での運用手順を紹介します。対応環境はiOS/Android/PC(ブラウザ)です。基幹システムには手を入れず、営業の記録だけを足す形で始められます。

ステップ1:供給先と見込み先のリストをCSVで一括取り込み

基幹システムから書き出した供給先の一覧と、営業が持っている切替見込みのExcelを、CSVにして取り込みます。1回の取り込みは最大1,000件までで、住所から地図上の位置を自動で割り出してピンが立ちます。1,000件を超える場合は、エリアごとにファイルを分けてください。

住所が取れなかった行はスキップされ、エラー一覧に表示されます。該当行の住所をCSVで修正してから、再度取り込んでください。※住所からの位置推定はまれに実際とずれることがあるため、重要な訪問先は取り込み後にご確認ください。取り込んだデータはいつでもCSVで書き出せます。

Excelの顧客リストを地図に載せる方法|CSV取込で「住所録」を「チームの地図」にする手順

ステップ2:ステータスで「供給中/切替見込み/オーナー・管理会社」を分ける

CSVの「ステータス」列に、あらかじめ登録したステータス名を各行へ記入します。供給先の一覧は「供給中」、営業の見込みリストは「切替見込み」というように、ファイル単位で整理して列の値を揃えておけば、1件ずつ設定する手間がかかりません。個別の変更は取り込み後にいつでもできます。

集合住宅のオーナーや管理会社は、訪問する場所(自宅や事務所)をピンとして登録し、メモに物件名を書いておく運用が現実的です。

地図上ではステータスごとにピンが分かれて見えるので、自社の供給先が固まっている通りと、見込み先しかない通りが同じ画面で判断できるようになります。

ステップ3:訪問したら、その場でチェックイン

訪問先に着いたらワンタップでチェックインします。日時と訪問した人が自動で記録され、メモと写真(1回の訪問につき3枚まで)を残せます。メモはチーム全員に共有されます。

LPガスの営業では、たとえば次のような内容を残しておくと、次の提案の材料になります。

  • ガス機器の使用年数や、買い替えの意向
  • 他社から切替の提案を受けているかどうか
  • オーナーが気にしている点(料金、設備、入居者からの声)

※ここで残すのは営業のメモです。保安点検の結果など、法令に基づく記録は、これまでどおり基幹システム・保安システム側で管理してください。

営業日報をやめたら何が起きる?チェックイン記録で日報を置き換える方法

ステップ4:要フォローアラートで、足が遠のいた先を拾う

最終訪問からの日数を設定しておくと、その日数を超えた訪問先が自動で「要フォロー」として表示されます。日数は管理者が会社全体で1つ決めます(たとえば180日)。切替見込みのように短い間隔で追いたい先は、ステータスと最終訪問日で絞り込んで拾います。

「供給中」で絞り込めば、営業がしばらく顔を出していない供給先だけを地図で見られる状態になります。

なお、これは営業訪問の間隔を見る仕組みです。検針や配送の予定、点検の時期を管理するものではありません。


料金——初期費用¥0・月単位・14日間無料

項目 内容
月額料金 ¥15,000(税抜)/¥16,500(税込)
含まれるアカウント数 5アカウント
追加アカウント 1名あたり¥800(税抜)/¥880(税込)/月
初期費用 ¥0
契約期間 月単位
無料トライアル 14日間

営業5名までのチームなら、月額¥15,000(税抜)で全員分をまかなえます。6名以上は1名ごとに¥800(税抜)の追加です。

トライアルはクレジットカードを登録して開始します。期間中に解約すれば料金は¥0です。トライアル終了の7日前にメールでお知らせするので、「気づいたら課金されていた」という状態にならないよう配慮しています。


よくある質問

検針・配送・保安点検を管理している基幹システムの代わりになりますか?

いいえ、代わりにはなりません。PinStockが受け持つのは営業の訪問記録です。検針値・料金・配送・保安点検の結果は、これまでどおりLPガス向けの基幹システム・保安システムで管理してください。

供給先の一覧は、そのまま取り込めますか?

CSV形式であれば1回あたり最大1,000件まで一括で取り込めます。住所から地図上の位置を自動で割り出してピンを立てます。基幹システムからCSVで書き出せるかは、お使いのシステムによって異なります。

集合住宅のオーナーや管理会社は、どう登録すればいいですか?

物件とオーナーを紐づける専用機能はありません。オーナーの自宅や管理会社の事務所など実際に訪問する場所をピンとして登録し、共有メモに物件名を書いておく運用になります。

営業担当の位置情報は常に追跡されますか?

いいえ。現在地表示やチェックインの判定のために端末の現在地を取得しますが、移動履歴を継続して記録し、管理者へ送信する機能は提供していません。訪問の位置情報はチェックイン時に記録されます。

契約は何ヶ月からですか?解約は簡単にできますか?

契約は月単位で、最低契約期間や年縛りはありません。解約は管理画面から手続きでき、14日間の無料トライアル期間中の解約なら料金は¥0です。

まとめ:攻めと守りを、1枚の地図で見る

  • LPガス営業の顧客管理が難しいのは、供給先と見込み先が同じエリアに混在しているのに、記録が別々の場所にあるからです。営業個人のやり方の問題ではありません
  • 検針・配送・保安点検の基幹システムはそのまま使い、営業の訪問記録だけを地図に載せるのが現実的な始め方です
  • アプリを選ぶなら、初期費用の有無・月単位か年縛りか・商談なしで始められるか・スマホで現場完結できるか・既存リストを取り込めるか・訪問履歴とフォロー時期を管理できるか、の6基準で見ると失敗しにくいです

まずは1つのエリアだけ、供給先と見込み先を同じ地図に載せて、自社の商圏がどう見えるかを確かめてみてください。14日間、無料で試せます。

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